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クラスノヤルスク・カラスノエンドウ

 生活用品の買い物に出た帰途、ワキヤマバレーの田園地帯に繰り出す。3つの密から一番遠い田んぼの畦道でカラスノエンドウを一抱えいただいて帰宅して、備前焼後楽窯の火もらいに活けてみる。ヤフオクでビッドを入れるときからカラスノエンドウが火もらいの口から溢れ出してくるような活け方をイメージしてきたが素人がすぐにものにできるものにはあらず。
 お点前体験会の主人として、茶室(に見立てた会議室)に飾って皆を驚かせようという趣向のためのお稽古なり。
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前例、予算、内部の力関係そして空気に支配される

 朝方そういえばどうなっているのという指摘が別の方面から出てきた。社全体でのお約束づくりの道筋も決まってない。自分の身に差し迫ったこととして受けとめられていないのは間違いあるまい。
 おおもとの規定を調べた上で、万が一の場合に備えて心当たりがあったら待機要請し、敷居を踏ませない案を書き上げ、なんとか明日の朝に間に合わせたいので夕方近くに非公式なミーティングで検討してもらうと、「先例がない」「そんなこと決める権限は手前どもにはない」「そもそもそんなことしなくても…(という背景にはキサマ何様のつもりかというわだかまりもあるかも)」といったこれぞ「独裁者が支配する組織」の典型的意見が声高に続出。独裁者から叱責罵倒されたくない一心であろうが、その先にさらに問責されるようなできごとが起こりかねないというのに滑稽なことと言わざるを得ない。沈みゆく船からは一目散に逃げ出すのが得策であるが、まだ間に合う。先例ご都合主義者にも目くじらの立たてられない表現に書き換え、沈めないための案をぎりぎりリリースする。

軌道 福知山線脱線事故 JR西日本を変えた闘い

軌道 福知山線脱線事故 JR西日本を変えた闘い

  • 作者:松本 創
  • 発売日: 2018/04/06
  • メディア: 単行本

志村けん(1950年2月20日〜2020年3月29日)

 昼前のクライアントのセッションが終了したところで訃報に接す。Wikipediaには、すでにお亡くなりになる経過についてもまとまっているが、朝日新聞のデジタルサイトを信じられないような思いで読んだ。ご冥福をお祈りするばかりであるが、筆者もそのうち死者の一人にカウントされるようになるのではないかと半ば観念する。その次に開けたページには、広島大学3Dプリンターで作る人工呼吸器の代替品の製図データを無償で提供するプロジェクトが掲載されていた。データをISSに送って、そちらの3Dプリンターで製作されたこともあるという。結果的に地球からどんなに離れた場所であっても、人の命を救う医療機器を転送可能な技術が確立されたということであるが、世界中の3Dプリンターが作り続けてくれて、トリアージで後回しになる(かもしれない)筆者にも回ってくるなら、助かるのかもしれないと涙が出た。

入り口で失格

 昨年来浜辺の陶磁器片にひかれて、いくつかビーチコーミングや古陶磁器を主題にしたblogをRSSリーダーに登録した。
 その中の一つがotsumitsu氏の『夜噺骨董談義』で、真田紐の扱いも知らない「入り口で失格」の筆者に、骨董蒐集道を手ほどきしていただいている。
 その教育効果を測定するなら、骨董品を保管するためにインターネットオークションで安く入手できる風呂敷を色々なサイズ取り揃えておいたり、真贋鑑定も含めての骨董蒐集の美学の面では、開運!何でも鑑定団を録画して必ずチェックする番組のリストに入れたり、昨日のコミュニティハウススタッフのねぎらいの会で記念のお品として用意した備前焼後楽窯の「火もらい」の共箱の真田紐を結ばんと血のにじむ練習をしたり、といった行動変容があげられる。
 最近紹介された「光線の版画家」小林清親の作品には雷に打たれたくらい衝撃を覚えた。某巨大オークションサイトに出品されている小林清親作品に手が届くわけもなく、外出が禁止されているこの週末に出歩いて美術館で鑑賞三昧というのも野暮である。せめて画集で鑑賞するということでどうであろうか。

別冊太陽229 小林清親 (別冊太陽 日本のこころ 229)

別冊太陽229 小林清親 (別冊太陽 日本のこころ 229)

  • 発売日: 2015/05/25
  • メディア: ムック

銀色の記憶(2) Signo のカートリッジのホルダとしてのMont blancノブレスボールペン(2)

 かれこれ5年半くらい前に落札したMontblanc ノブレスNo. 1157は愛用の一本になっていた。ややキャップが心持ち甘い感じであったが、ペン先の滑り、インクフロー、書いている時に周囲にギラギラとした光を放つ様子、いずれも申し分なかった。その頃同じシリーズのボールペン(No. 1957)のコンプリートを試みたが競り負けてかなわなかった。Montblancの油性ボールペンはインクのダマが出たりして万年筆ほど使いたく思わなかったので、そのままになってしまった。
 ところが、最近裏写りのない0.28 mmの三菱Signoを常用するようになって、この高性能水溶性ジェルインクのリフィルを入れるスリーブとしてMontblancのボールペンを確保することにしたら、思いがけなくもノブレスNo. 1957を落札することができた。全く意識していなかったが、ここにプラチナ仕上げの1157-1957がワンペア揃ったのである。
 ところが、Signoのリフィル(UMR-1-28)を現物合わせしてみると、ひっかかってペン先が出てこないことが発覚。ノブレスが、Montblancの中でもスリムな形状に設計され、専用スリムラインカートリッジ(現在は廃番)でないと使えないようになっていたほどなのに、ゲルインクカートリッジの多くはインク容量を大きくするためにペン先付近から太い直径に設計されているので、試してみるにSigno以外のぺんてるエナージェル、ゼブラサラサクリップリフィルも全滅である。油性インクのリフィルになるが三菱JETSTREAMのノック式用SXR-38も途中のリング状の構造をカッターナイフで削っているうちに分解してしまった。
 唯一使えそうなのはUni StyleFit 0.28 mmの替芯UMR-109-28で、ペン先周囲の形状が純正カートリッジのそれとほぼ同じである。全長が短いので、下駄を履かせて全長が合うように調整できれば、最高に書きやすいSignoのタッチをMontblancノブレスで味わえることになる。
 さて、3か月半ほど前にはヤフオクに出ているMont Blancの4色ボールペンにグラっときそうになり、お値段が(百均の4色ペンの)400倍もするものを買う意味はどこにあるのかと思いとどまった筆者であった。しかし、改造マニュアルの毒が身体に回りつつある今、もし三菱JETSTREAMの替芯に差し替えて使えるのなら、むしろ万年筆など一切売り払ってしまって、スタイラスペン、Multi-8、ぺんてる0.9 mmシャープペンS10、レーザーポインターペンと合わせて5本持ちするほうがよいと思えてきた。残りの人生が20年ちょっとあるとして、それ以外の筆記具は死ぬまで使うことはないと言い切る自信ができてきつつあるということだろうか。

2戦2敗

 発表時刻にCEOから二連敗との報告が入って仕事手につかず。
 鬱屈とした気分で帰宅してCEO、まん中の子と反省会。
 そうこうするうちに二代前の窯元師匠の壺のオークションの終了時刻が近づき、抜きつ抜かれつで壮絶に競り合い、最後は同額になった相手が戦意を喪失してハイエストビッダーの栄に浴す。
 2000円くらいのお遣い物のつもりが、気軽に差し上げるのも野暮な価額になってしまった。無理やり無い袖を振って金の力に物を言わせて競り落とすのは、みっともないばかりである。反省してこれからはビッドを粋の範囲にとどめることを決心する。
 後日記>とは言うものの、もし本物なら評価額の1/30ほどで入手したことになる。これはMaxwellの悪魔なみの僥倖であるが、いつもいつもこううまくいくとは限るまい。

Signo のカートリッジのホルダとしてのMont blancノブレスボールペン

 筆者の手帳は、セリアのAGENDA 2020である。土日の枠の幅がワーキングデイのそれよりも広くなっていて、土日の方がミッションの多い(今は時節柄スカスカであるが)筆者にとっては大変使いやすい。ただし他のメーカー製手帳同様インクが裏写りしやすいペラペラの紙質なので、同じく百均で買える0.28 mmの細さの三菱Signoという水性ゲルインキのボールペンを愛用している。たかが110円のペンなのであるが、0.28 mmという驚異的な細さで、インクはかすれもせず、裏写りもなく、滑りも大変よい。実に気持ちのよい書き心地で、万年筆を使う機会はほとんどなくなった。
 先週、小野忠:文房具改造マニュアルを一通り読んで、作者の文房具愛とそこまでやるかという工作力に脱帽したのであったが、まず最初に紹介されているのがSigno のカートリッジを改造して(主にサイズを合わせて)Montblancのボールペンに入れて使う事例であることに気がついた。手持ちのWaterman、Cross、Shafferのボールペンは外筒の内径が小さすぎてSigno のカートリッジは入らない。サイズの合うカートリッジを探して改造するのは本末転倒のように思われて、書き味の気に入ったSigno のカートリッジを入れて使うホルダとしてノブレスボールペンの調達を試みる。Mont blancNo. 1157とペアになりそうなシルバーのものを選んで落札に成功。

文房具改造マニュアル (エイムック 4195)

文房具改造マニュアル (エイムック 4195)

  • 作者:小野 忠
  • 発売日: 2018/11/09
  • メディア: ムック