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夏季休暇に読みたい本

 台風10号接近のため、西日本の空路、新幹線・鉄道網はかなり運休してしまった。
 お盆明けから週末が稼ぎどきになる筆者は、この時期は仕込みの時期で、休暇は来月はじめにまとめて取る予定である。
 そのほうが暑さも少しはおさまり、学校が始まって海水浴客も減り、気兼ねなくビーチコーミングできるということで、休みをアップグレードしている。
 この春のシーズンからこのかた思うところあって、積ん読する本を注文中であるが、向かうところは自分で問題をさがし、まとめ、解くことのできる人材を育てる教育であり、プロフェッショナリズム教育と言い換えてもよいのであろう。
 佐伯胖先生の「認知科学の方法」は、それこそ出版された当時ー第二次AIブームで、認知科学ブームでもあったーに読んで、我が意を得たりと思った本だった。

認知科学の方法 (コレクション認知科学)

認知科学の方法 (コレクション認知科学)

 しかしながら、今さらこんな本を読まなければならないほど、実績もなく自信喪失しているようでは本当にだめなのかもしれないが…
「わかり方」の探究 思索と行動の原点

「わかり方」の探究 思索と行動の原点

人を賢くする道具―ソフト・テクノロジーの心理学 (新曜社認知科学選書)

人を賢くする道具―ソフト・テクノロジーの心理学 (新曜社認知科学選書)

マルチメディアと教育―知識と情報、学びと教え

マルチメディアと教育―知識と情報、学びと教え

すぐれた授業とはなにか―授業の認知科学 (UP選書)

すぐれた授業とはなにか―授業の認知科学 (UP選書)

 波頭亮氏の「プロフェッショナル原論」は、*ラッカーのプロフェッショナル論よりも筆者には共感を持って読めた。
プロフェッショナル原論 (ちくま新書)

プロフェッショナル原論 (ちくま新書)

 その明晰な論理がイマドキの若いもんにも刺さるのかどうか、試してみたい。
若者のリアル

若者のリアル

思考・論理・分析―「正しく考え、正しく分かること」の理論と実践

思考・論理・分析―「正しく考え、正しく分かること」の理論と実践

「キャリー・マリス氏」の訃報

 やはりここは、Mullis Kと書かれないことにはピンとこない。。8月7日に肺炎でご逝去された由。74才。ご冥福を祈る。
 ノーベル賞を受賞されたのはまん中の子が生まれた年である。その頃Nifty-ServeのFBIOで推薦されていたバイブルが下記の本で、当時まだ高価なサーマルサイクラーを持たないrest of usのために手動でサーマルサイクリングする実験手技も収録されていたように思う。いや、耐熱性のTaq polymeraseの実用化以前には失活した酵素を継ぎ足し継ぎ足し増幅サイクルを回わしていたとなむ。

PCR実験マニュアル

PCR実験マニュアル

  • 作者: M.A.イニス,J.J.スニンスキー,D.H.ゲルファンド,T.J.ホワイト,斉藤隆
  • 出版社/メーカー: HBJ出版局
  • 発売日: 1991/12
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る

骨董品買いの行動経済学2 ネットオークションと審美眼

 筆者はこれまで骨董蒐集という領域にはまったく関心がなかった。
 前任地では外国からの賓客などへのお遣いものを調達しに備前焼の窯元にお遣いに行ったことはあった。大広間にかなりの数の作品が並んでいるのを端から端まで見ていくと、どんなものがよいかという「絶対音感」はなくても、目の前にある二つのうちのどちらがよいかという比較を積み重ねる「相対音感」でかなり高い精度と再現性とで自分の好みに到達できることを悟るという貴重な体験をさせてもらった。
 帰りに座敷でお茶を出してくださって、どれか一つ好きな湯呑みを持って帰ってよいと言われて、ちょうどお茶を飲んでいる湯呑みを所望して呆れられたこともあった。粘土の塊を器壁にくっつけて焼いて窯の中で模様を出す技法で、思いがけずちょうど夕陽のような茜色の丸がくっきり浮かび上がった珍品で、今も大事に使っている。窯元の奥様はペアでないと売り物にならないので賄いものに使っているような口ぶりであったが、お茶を嗜んでおられたミヨコばーちゃんには評価が高く、来られるたびに慈しんで使ってくださったことを思い出す。
 今回首尾よく落札した半筒茶碗は、ビーチコーミング海上がりの半筒茶碗が見つかるまでのつなぎである。「伊万里」と「茶碗」でヒットしたおよそ2000件の出品リストのうちで、筆者の求める形状とのパターンマッチングで捜していって、唯一条件を満たすものであった。どうもこの形状は出品数がそれほど多くないようである。
 一方、常時2000客くらいの抹茶茶碗が出品されていることもわかった。遺産整理や生前整理されたコレクターの収集品が多いようである。拝見していると筆者のような素人の目にも、ピンからキリまであることは何となくわかる。目利きになったと勘違いしているのではないにしても、インターネットオークションの発達以前に、2〜3時間のうちに2000客くらいのお品を拝見して眼力を養うのはまず不可能であったと言って間違いあるまい。これは違った意味での機械学習であり、エキスパートシステムと言えるのではないだろうか。
 在庫売り切りセール品の中にもかなりキラッと光り、刺さってくるものものがある。
 茶道教授の客員ビジネスパートナーに年一回お点前のご指導をいただく日には、当社保有の30個ほどのお茶碗を蔵出しするのであるが、そのレパートリーに寄贈することを念頭に、数個選んでビッドを入れた。ただしルールとしてはスタート価格1,300円以内のものにとどめ、どなたかに逆転されたら断念する、ということにした。
 というので、4客ビッドを入れて3つまでは順調に落札。しかしここで、博多文琳クローンを手に入れたいという欲望がふつふつとたぎってくる。本物は、日本の国半分の値で買い取るという秀吉のたっての願いを神屋宗湛が固辞したというのであるから、今ならさしずめGDPの半分として273兆円以上ということで、現在は福岡市が所蔵しているのでこれはもう手の届くようなものではない。文琳茶入として出品されている中から似た雰囲気のものを安価に調達しようという試みであるが、うまくいくかどうか。
 後日記(2019.8.15)>文琳とは林檎のことを言ふ也。博多文琳とは異なり、黒林檎であるが、何度も競り合ってついに開始価格の倍のところで落札。

骨董品買いの行動経済学

 ビーチコーミングでめぐりあう陶磁器片の模様に魅せられて、啓蒙書や研究書もそこそこ揃えたりした。
 それで、最初に買った別冊太陽「古伊万里」を見ていて、突如筒型の湯飲み椀(p. 79)が頭から離れなくなった。まっすぐな円筒と平らな底面とで構成されている茶碗。どうしてもこの形状のものを日常生活で使いたいと思うようになった。

古伊万里 (別冊太陽 日本のこころ63)

古伊万里 (別冊太陽 日本のこころ63)

 究極の目標は、海岸に打ち寄せられた筒型の古伊万里茶碗を拾い上げ、これを生涯の器とすることなのである。しかしその実現にはかなりの時間とビーチコーミングが必要に違いないと思われるので、それまでの「つなぎ」として安物でも何でもよいので円筒形の湯飲み茶碗を手に入れて、持った感じとか唇に触れる感じとかを試しておきたいわけである。
 それで円筒形の湯飲み茶碗くらいどこにでもあるだろうと高をくくって捜しはじめたら、これがなかなか見つかるものではない。
 瀬戸物屋さんや古美術店など、これまでご縁もなくどこにあるかさえわからない。
 インターネットのバーチャル古美術商ショップやヤフオクで、「筒型湯飲み茶碗」「半筒型茶碗」などをqueryに検索してみる。
 美しい蛸唐草模様のものなど、まさに「拾ってこない限り持つことのできない」価格設定である。
 ヤフオクには筒型の猪口は見つかるが、テーパーの付いたものが多く、焦点距離の短いデジカメのレンズで接写で撮られた商品の画像からは、歪曲収差のためにまっすぐかテーパーになっているか判別が難しいものも多い。
 半日がかりでテーパーの付いていない円筒形状の茶碗をいくつか捜し出して、ビッドを入れたところである。
 口径86 mm、高さ65 mm。そのプロポーションキヤノン50 mm F0.95よりは少し背が高く、EF 50 mm F1.0よりは一周り小さい。いつの間にかそういう基準で評価値が跳ね上がるような評価関数が頭の中にできているようである。


 

懇談会

 夏祭りから帰宅して夕食をとったまま寝てしまい、明け方に起きて朝風呂に入る。
 昼前に懇談会の集合場所に集合し、5組のクライアントと懇談して夕方になる。
 猛暑の中を疲れ果てて帰ってきて、サイクルヘルメットの買い替えを思いつく。
 これまで亡父の形見を、長征一式を強風で転倒させた時に割ってしまったのをそのまま使ってきた。これも厄落としというか身代りになって護ってくれたと考えられないわけではないが、いろいろと自分だけで守りきれないことも起こる昨今であるから、この機会に安全なものにしておくこととして、CEOに頼んでサイクルヘルメットを買いに行く。
 

夏祭り

 今年一番の猛暑の日に、15時30分頃準備のため出社して支度を整え、命がけでお目付役として参加。
 ジリジリと照りつける日射の対策のために例年通り白っぽく風通しのよいポロシャツと麻のズボンを着て、腕にはNeutorogena サンスクリーンを塗り、靴はLapua Kamaaのマリンシューズで、今年からcoolbit チタンキャップを導入。
 amazon.co.jpでは周径61 cmのサイズのものがなかなかサジェストされてこないのであげておく。筆者にとって61 cmでジャストフィットであって、59 cmのものは締め付けられすぎで頭痛のもとになったに違いないと思われる。

coolbit(クールビット) チタンUVキャップ チタン 61F CBSPCP84 TIT

coolbit(クールビット) チタンUVキャップ チタン 61F CBSPCP84 TIT

 問題なく終了するのを見届けて帰宅。

Bianchi ML3 Repart Corse (5)

 明け方まだ暗いうちに寝苦しさに目が覚める。
 これが噂の室内で寝ていてもなる熱中症の兆しだろうかと飛び起きて、明日の熱中症対策のため、経口補水液のパックを1ダース買いに出て、あらかじめ冷凍庫で凍らせておく。
 やうやく明るくなる頃に思い立ってBianchiのタイヤの空気圧をチェックしてみる。
 情けないくらいに空気が抜けているが、インフレーターで80〜85 くらい入れると、目に見えて抜けていくということはない。夕方まで様子を見てみることとする。
 タイヤは純正のVittoriaを履いているが、チューブを新調するつもりで、ついでにタイヤもと、朝風呂に入ってamazon.co.jpで品定めする。
 シートポストはカーボン製なので、ポッキリ割れたりする心配があって、カンチレバータイプのビームラックは増設しづらい。
 割り切って荷台をつけるべきだろうかと探してみて、ロードレーサーにもシートポストと後輪のクイックエンドのアダプターを工夫すると荷台が付けられるというReview Magic館長氏の記事を拝見。
 シートポストの直径がポイントになりそうであるが、31.8 mmでよさそうに思われる。これで外しのスーパーツーリストチューブラーラックをつけてみることにする。
 後日記(2019.8.4)>シートポストアダプタとクイックエンドアダプターを取り寄せて、長征壱式から外したスーパーツーリストチューブラーラックをインストールできた。走行試験をしてみたが、特にネジが緩むなどの不具合は発生していない。唯一の問題は、荷台がついて身なりをやつしたびあんきになってしまったことをのぞけば、荷台の重さかなり車重が重くなって、しかも重心が後に移動したことであろう。と言いながら、最も車重を重くしているのは筆者の体重であることは間違いない。

VIVA(ビバ) クイックエンドアダプター リア

VIVA(ビバ) クイックエンドアダプター リア

Evernoteまもなく30,000ノートに到達

 外付け大脳皮質Evernoteを使い始めてから10年を経過して、現在29,964個のノートがあり、データベースファイル(user ID.exb)の容量は175,051,144 kBとなった。
 おっかなびっくり実戦投入に踏み切った日を起算日とすると、今日が3842日目であり、平均すると1日に7.80個のノートを作り、その嵩は5,842 kB、すなわち5.71 MBであったということだ。
 このペースで進むと8月4日頃に30,000個のノートに到達する公算が高い。
 こうなってくるとEvernoteの経営の安定と256 GB SDXCカードの安定供給は、筆者の知的生活の生命線となってくるわけである。