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良い音のヘッドフォンを買いたい

 あけて文化の日朝日新聞天声人語には、eBookで若者の活字離れに歯止めがかかるのではないかとの期待と「自炊」代行業者と著作権者との混乱についての記載あり。
 さて、2晩ほどKevin Bartlettの《Glow in the dark》をリピートしたまま寝てしまって、耳の奥に痛い感じが残るようになった。特に大音量で再生しているというわけでもないから、別にBluetoothヘッドセットのせいであるわけでもないのだが、先々週のプレゼンのお給金が近々振り込まれることになったので、以前からの念願であったSenheiser Bluetooth Stereo Headset MM 100 MM 100Jを、先行注文してしまおうかと考えたが、ずっと気にかかることがあって注文ボタンをクリックすることができずにいた。
 筆者はひそかに金田式オーディオアンプに私淑していて、30年ほど前までは文献も揃えていたのであるが、金田先生はデジタルオーディオ(当時出始めのCD)に関しては、「耳が壊れる」とまったく相手にもしておられなかった。かつて、時間と空間を越えて音楽を転送するメカニズムと紹介された金田式DCアンプは、(一応は)誰にでも組み立てることができ、音楽を楽しむことを可能にするものなのであった。
 そういうわけで、TuneinRadioで手軽にヒーリング音楽など聞いてしまうのは、金田先生の教えに背くものであって、これは知らない音楽の世界を知るための方便であると無意識に自分を弁解し続けてきたような気がする。
 その金田先生が、音楽を再現できるという意味で高く評価しておられたヘッドフォンは何であったか。待兼山の図書館に《無線と実験》の新刊が並ぶたびに借り出しては生協で取っていたコピーと、最新オーディオDCアンプ (1978年)を30年ぶりに読み返す。
 金田先生は、「ヘッドフォンはたとえベイヤーでも歪みっぽく(コードやジャックを取り換えるとかなりよくなる)」(DCアンプシリーズNo.58 DC録音アンプの設計と製作、1981年11月)と書いておられたのであった。Bluetoothなら、コードやジャックを取り換える必要もないのであるが、ベイヤーはスタジオ用のヘッドフォンの大手であって、素人向けのヘッドセットなどは作っておられないようである。[ハードウェア]