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現代版病牀六尺の執筆スタイル

 筆者が不安定狭心症で救急搬送されてから4年を経過した。その後症状の再発はないのであるが、45°までしか起こすことが許されていなかったベッドの上で絶対安静で過ごした2日間を忘れることはできない。
 筆者のような急性期の場合はともかく、長らく仰臥された慢性期の状態の方が、吊り下げ式のディスプレイでベッドに寝たままでデュアル(あるいはトリプル)ディスプレイを使うニーズは、今後高齢化の進展とともに増えてくるに違いない。
 筆者のこの前の誕生日プレゼントであるタッチパッド付きのキーボードも布団の中に入れた状態でタッチタイプできないかテストするために買ったようなものである。
 まん中の子に聞いてみたところ、むしろ今ならVRゴーグルのようなヘッドマウントディスプレイの方がよいのではないかとの意表をついた答えが返ってきた。
 布団の中のキーボードをブラインドタイプするのは大変難しい。特にFとJキーのトップの突起を頼りに手元を見ずにタイプしているようでも、下手に連打すると取り返しがつかなくなるdeleteキーやキーボードごとに配置の違う記号キーなどはやはり目で見て確かめていることがよく分かる。むしろ布団の中ではタッチパッドを使ってマウスカーソルのみ動かし、テキスト入力は音声認識に頼るのが実践的かもしれない。
 というので、今のところベッドに横になってゴーグルをつけて独り言のように口述筆記するというのが、現代版執筆スタイルなのかもしれない。なかなか個室でないと難しいかと思うが、寝落ちするまで喋りまくったのがテキストに落ちるのならどのくらい進むものか、ちょっと試してみたいようにも思う。